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公立大学生の見学 [吉村家住宅あれこれ]

大阪公立大学の学生、院生の皆さんが見学に

来られました。

例年のとうり、小池先生に引率されて2年生を

中心に約60名ほどの見学でした。

熱心に見学、測定などして帰ってゆかれました。

丁寧に挨拶して帰られましたが

若い学生の皆さんのそれぞれに余韻の残る

見学会でした。

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大掃除 [吉村家住宅あれこれ]

吉村家の大掃除をやりました。

羽曳野市街歩きガイドの会のメンバーと

保存会のメンバーが集まり、掃き掃除と

拭き掃除、蜘蛛の巣取りなどやってもらいました。

男の方たちは、竹藪のたけのこ掘りです。


その時ちょうど近くの小学校の生徒20人ほどが、

先生4人に引率されて、吉村家の前の道路で、

近隣探索の学習中だったので、門内に入ってもらい

見学してもらいました。

行儀よく見学した後、一斉にお礼のあいさつをして

次の見学先へ向かわれましたが、てんでに手を振って

さよならをしてゆくのを、楽しく見送りました。

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掃除の後は、そろってお弁当をいただいた後、

2時間ほど吉村家ガイドの勉強会をやって、

たけのこがお土産です。(200本ほど掘ってもらいました)

充実した一日になりました。ありがとうございました。

屋根に穴 [吉村家住宅あれこれ]

朝から 茅葺屋根の修理を担当してくださる

業者の方が、屋根点検に来て下さいました。

客間の北のカヤに深い穴が見つかりました。

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(上部中央に穴)

これを放置すると梅雨時に被害が広がる

との事で、差し茅補修をしてもらいます。

カラスが1,2本茅を遊びでもっていく程度は

許容来ても出来ても、集中的に深くほじくられるのは

大困りです。

天敵のいない地域ではカラスがどんどん増えて

いるようですね。

増えすぎない対策案はないのですかね?


花は静かに咲いています。

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たけのこ掘り [イベント紹介]

雨上がりの一日、「羽曳野街歩きの会」の

皆さんが、タケノコ掘りに来てくださいました。

淡竹(はちく)です。

6日ほど前にも掘ったので、数が足りるかなと

心配しましたが、約70本ほど採れました。

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ついでに、竹の花入れ用にと竹を切って

お持ち帰りになりました。

足踏み用の竹も、物干し用の竹も。

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いろいろな用途に竹を使っていただくのは

うれしいことです。

ご希望あればどんどん竹を使ってください。


春の公開終わりました [お知らせ]


春の公開が終わりました。

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桜は散ってしまいましたが、好天に恵まれ、

思いのほかたくさんの方々に来ていただきました。

 

こんな方も両日来てくれました。

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千葉、東京、名古屋、京都、徳島などからも

沢山来てくださり、建築関係の方も多く、

コロナ明けを待っていたともらされる方も

おられました。

 

今回も「保存会」の皆さん、「羽曳野街歩き」の

皆さんがたくさん協力してくださり、無事終了でき

本当にありがとうございました。

草刈り終わりました [お知らせ]

絶好の好天に恵まれ、吉村家住宅の草刈りと

庭掃除が終わりました。

15人ほどの方々が参加してくださいました。


庭木の剪定も、この間 庭師の方がやって

くださっています。

来週の公開が楽しみです。

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(原画は縦になっているのに、アップすると横になります。

 後日修正します)


大木切断 [お知らせ]

またふるい庭の古い大木が切断されました。

今回は、突然枯れた槙の木の伐採でした。

それと楠が大きくなりすぎ、ご近所にご迷惑を

かけるので、一部伐採しました。

古い大木の伐採は、去年から数えると7~8本

になるでしょうか、寂しい気持ちになります。IMG_5678-1.jpgIMG_5670-1.jpg

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(写真を縦横合わせたいのですが、うまく操作

できなかったです。スミマセン)



今年の桜もう九分ほどです [お知らせ]

今年の桜は、吉村家住宅ではもう九分程度咲き

ました。

4月8日、9日の公開時には、散って、

どれほど残っているでしょうか。残念です。


4月1日の草抜きの日がちょうど満開日になり

そうです。

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2023-03-07


吉村家住宅の春の公開が下記のように決まりました。

          記

日時 2023年4月 8日、9日 10時~16時

                9日は15時まで)

入場料 500円、会員無料 (事前申し込み不要)

 

皆様のお出でをお待ちします。


(なお、4月1日10時より、吉村家住宅の草刈り、掃除を

 実施します。お手伝いいただければありがたいです。

   当日可能な方は 072-938-9872 までご連絡ください

当主の随想 Ⅲー5 [吉村家住宅あれこれ]


「昭和二十六年の大修理のとき、一番熱心に働いたのも、

わたしの母なんです。 役所やら関係方面への陳情も

ひとりで走りまわりました」


吉村さんの母堂タキさんは、十六歳でこの家に嫁入りし、

しうと、しうとめのほか小じゅうとを入れると七人という

大家族のなかで、「気がきかん」といっては、いつも叱ら

れていたそうである。

むしろ気の弱い若奥さんに過ぎなかったが、戦後になると

「この家はわたしが守らんと・・」といい出し、

文化財保護修理の実現へまで事を進めたのである。


しかしタキさんはその過労のためであろう、修理の終わる

前年の二十八年二月十八日、脳溢血のため急逝した。

まだ五十歳という若さであった。


「わたしが保存活動に踏み切りましたのも、母の死があった

からなのです・・」 吉村さんはそこで声を落とした。


縄文時代、男たちは狩猟に出歩き、女たちは竪穴の巣を守り

ながら土器を作った。そんな太古から家を守るのは女だった。

それで、家霊は主婦に憑く・・という。


吉村さんがいうように、今日まで残された民家は古いみんかは、

たいてい女の力で守られてきたのにちがいない。


                     (おわり)


  (読みにくい文章を長い間お読みいただき、ありがとう

   ございました。これで、いったん休載します。

   また機会があれば投稿したいと思います。)